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2011年05月18日

色々食べちゃうぞ!

 文豪・井上靖が愛した
豊橋市「若松園」の黄色いゼリー!

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このゼリーが登場している作品が、井上靖の自叙伝とも呼ばれる
      「しろばんば」

とろけるような美味しさでスプーンを入れるのが勿体無いほどと
言われたこのゼリーには、色々な時代背景があったんだとか・・・
 

 

その前に「しろばんば」とは・・・

大正時代初めの伊豆の田舎が舞台。主人公は洪作という小学生の男の子。
洪作は土蔵で、曽祖父のお妾さんであったおぬい婆さんと2人で暮らしている。
両親や兄弟と離れ、のどかな村で暮らす洪作が、見て感じたことを素朴に綴った作品。

その中で「若松園で食べたゼリーはとろけるように美味しく、スプーンを入れる
のが勿体無いくらい」
と書かれた一説があるんです。

その若松園がこちら
↓↓↓↓↓

 

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旧東海道沿いにある老舗の和菓子屋さん。

この作品が書かれた大正時代の若松園は、喫茶部が併設されており
当時では珍しいパンケーキやフルーツポンチなどを出す、文化人の
サロンのような存在だったんだとか。

そこで出されていたのが「黄色いゼリー」。
夏みかんの果汁で作ったジュレだったそうなんですが、戦争でそのレシピが
消失してしまって以来、長い間作られることはありませんでした。

しかし4年前、井上靖生誕100年を機に「黄色いゼリー」を復活させよう!という
動きになり、夏みかんから日向夏にグレードアップさせ、食感はそのままに
新「黄色いゼリー」が出来上がりました。

井上作品では、滅多に○○の△△というような特定をしないので
ファンの方には、同じ気持ちを体験できる貴重な逸品でもあるゼリー。

しろばんばの作風と、ゼリーの甘酸っぱさがリンクして
もう1度「しろばんば」を読み返してみたくなりました!!
みなさんもぜひ1度召し上がってみてくださ~い☆


<若松園>
愛知県豊橋市札木町87
TEL 0532-52-4641(水曜 休)

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