レポドラ日記
hicbcトップ > レポドラトップ > 旧ブログトップ > 心にブギウギ!吉原美香 > 音の出るフライパンでお料理?

2007年01月31日

音の出るフライパンでお料理?

んんん~~~? 

 

何やら音が聞こえるらしいが、何も聞えない・・・


「あ、それ壊れてるから」

「なんじゃそりゃ!早く言ってくれい☆」


壊れてなければ、
火にかけて調理可能な熱さになるとピーッピーッと音が鳴るフライパン。

これは目の不自由な方のために作られたものなんです。



今日は目の不自由な方にお料理を教えている
 名古屋盲人情報文化センターの加藤鋭治先生を訪ねて、
港区の障害者支援施設「名古屋ライトハウス」の「KAN食品開発センター」
(障害者の方がパンを焼いたり、缶にパンを詰める作業をされている所)へお邪魔しました。




加藤先生は、料理の手順をどう変えれば失敗が少ないか、
音や臭い、触った感じがどう変われば次の手順に進めるか
を、具体的に伝えるそうです。


とは言え、健常者が料理をする時、かなりの割合で視覚に頼って料理をしていますよね。

ではどんな点に気をつけるのかを、放送で実演してもらいました。






今日のメニューは「小松菜のジャコ炒め」。


  


加:まずニンニク、ショウガ、ネギをみじん切りにして、

吉:目が不自由なのにみじん切りなんてできるんですか???

加:そんなこと言ったら何もできないよ・・・

吉:そうか~。



↓↓↓


  


加:たかのつめも一緒にフライパンへのせます。この時まだフライパンには火を付けません!


吉:え?火をつけない?





↓↓↓


  
加:その上にジャコを平らに敷いて、ごま油を入れます。

吉:入れるって、分量は???

加:出過ぎるのを防ぐために、キャップに指を当てながら入れます。


吉:で、でも・・・



↓↓↓


  




加:小松菜の茎の部分を中央にのせます。








↓↓↓


  





加:次に葉の部分を山になるようにのせて、







↓↓↓



加:塩一つまみ、コショウ少々、紹興酒を少々入れます。

吉:いやいや先生、少々って・・・

加:この分量の材料にはこれくらいの調味料」という感覚を身につければ大丈夫!

吉:ホントに???



↓↓↓


  

加:ふたをしたら、ここで初めてフライパンに火を付けます。先に材料を全て入れてから火を付けるので、火傷をする心配がないんです。

吉:お~なるほど!




↓↓↓


  
吉:次いつ混ぜればいいかはどう判断するんですか?

加:火が通ってきたらプチプチと音がしてくるし、匂いでもわかるよ。そのために香味野菜を下に敷いているしね。



吉:あ、プチプチ言い始めた!もう混ぜていいですか?

加:まだだめだよ!普段僕らが料理する時も実は早く混ぜすぎなんだ。
だから少し遅すぎるかなと思うくらいで丁度いいんだよ。

吉:じゃあもういいですよね?

加:まだまだ~。おお?焦げちゃったかな?

吉:えええ~!!!!!

加:・・・と、これくらいで丁度よし♪

吉:先生、結構大雑把・・・


↓↓↓







加:混ぜる時は真ん中を混ぜないで、外から中へと混ぜる。教室では12時から真ん中、3時から・・・6時から・・・と教えます。






そして混ぜること約10秒・・・

↓↓↓

 



加:出来上がり!



吉:速っっっ☆






そのお味は???

↓↓↓




んんん~ウマイッ♪

ジャコの塩気とごま油、紹興酒がきいてる♪








流れるような作業の合間に、普段私たちが意識していない注意点が組み込まれているんですね。





そして、調理道具の中にはこんな物も。


先生が「カッコイイでしょ」と生徒さん自慢した包丁。

するとこの包丁、刃と柄がつながっているので、切った感触が伝わりやすいと生徒さんに大好評!

生徒さんの人数分注文したとか。





  

他には、
底が平になっている計量スプーンや、

(このように指を添えればいっぱいになったのがわかります)







  



瓶の調味料をすくってそのまま入れられるタイプの物も♪









教室で覚えた料理を家で作って、子どもに美味しいと言ってもらえた方に
「母親としての居場所ができた」
と言われて涙が出た・・・
そんな嬉しいことも沢山あると言う先生。


目が不自由でも、この教室で料理を作る楽しさや、周りの人に美味しいと言ってもらえる喜びを知って、きっと生徒の皆さんは生活に張りが出たのでは・・・感じました。



次のクールは5月開始。

家族や周りに目の不自由な方がいるという方、是非こんな教室があることを教えてあげてくださいね。
bugi.jpe

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.hicbc.com/mt1/mt-tb.cgi/3236

*ご注意

  • トラックバックはCBCの判断により掲載されないことがあります。
  • トラックバック先の内容についてCBCは保証致しません。

コメントを投稿

*ご注意

  • 個人情報の取り扱いについて(必ずお読みください)
  • コメントはCBCの判断により掲載されないことがあります。
  • コメントの内容を編集することがあります。
  • 名前はペンネームでもかまいません。
 
▲PAGE TOP