薬味になりたい

2016年3月1日 18:32

お刺身も好きだけど、その下敷きになっている大葉も大好き。

さんまの塩焼きも好きだけど、その横にちょこんと盛られた大根おろしも大好き。

古川です。

 

昔ラジオで

「飲食店の"親切"を残念に思うことがある。

わたしはまだ大葉をわさび醤油にちょんとつけて味わいたいのに、

大根おろしこそ酒のつまみにぴったりなのに

なんで主役(刺身やさんま)を食べきったら皿を下げちゃうの!

テーブル狭いからもう下げますね...という親切はありがたいが

私の至福の一口を返して!と思う」

と主張をしたことがあります。

 

そんな話をすると

「"まだ下げないでください"って言えばいいじゃん。」

というごもっともな反論もあると思います。

でもそれは言えない。

だって、そんな強気になれない。

悪意あっての行動なら突っかかっていきますが

親切なんだもん。言えない。

 

そんな悶々とする気持ちをラジオで話したのですが

愛知の農家さんからたくさんのお便りを頂きました。

大根や大葉を作っている農家さんでした。

「よくぞ言った!」「本当はツマだろうがなんだろうが捨てられるの嫌なんだ!」

という内容で、

以来薬味を噛みしめる度、このお便りが目に浮かびます。

 

そもそもわたしは

わさび醤油でも、しょうが醤油でも、

ポン酢に浮いたもみじおろしでも小葱でも

ちょこっとつまんで、呑めるタイプです。

呑めるなんて不遜な態度はいけない。

呑ませていただいております。感謝。

 

薬味って、姿かたちに主張はなくても

実はひっそりと味を添えていて。

メインを引き立てる。

残念ながら、存在することになかなか感謝はされないが

ないと物足りなさすら感じる。

一定の人には。

あら?

こんな人にわたしもなりたい。

仕事人としての在り方の理想を、発見です。

コメントを投稿

*ご注意

  • 個人情報の取り扱いについて(必ずお読みください)
  • コメントはCBCの判断により掲載されないことがあります。
  • コメントの内容を編集することがあります。
  • 名前はペンネームでもかまいません。
  • 以前のブログはこちらから!
トップへ戻る