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●映画「永い言い訳」公開♪
2016年10月14日 15:25 
渡辺美香 

映画「永い言い訳」がいよいよ公開です。

先日、主演の本木雅弘さん 
共演の竹原ピストルさん 
西川美和監督にお話しを伺いました。


 

本木さん演じる津村啓は、長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で亡くします。
しかし、これっぽっちも泣けません。悲しみを、ただ演じることしかできない彼が、
やがて、同じ事故で妻を失った一家に出会い、ささやかな新生活をはじめるのですが・・・

他人から思われているイメージと、自分自身の意識のギャップにさいなまれる
「自意識の塊」ともいえる主人公・・・。
本木さんは、意外なことに、自分に重なる部分がとても大きかったそう。

「多かれ少なかれ、誰もが自意識にとらわれて生きていると思うんですが、そういった不完全な部分もいじらしいと感じるような描かれ方に、演じた自分もほっとできた映画でした。」

「自意識って悪いことばかりじゃないです。外から見られる自分では出さないようにしている幼稚さや、性格の悪さ、それを作品を作るエネルギーにしている部分もあります。」

と西川監督。


主人公が出会う大宮家の大宮陽一役は、監督が逸材だと絶賛する竹原ピストルさん。
トラック運転手で生計をたてながら、息子、娘の子育てに悩む父親役です。

お二人とも役をのっとったのではないかと思えるほどのハマり役で、正反対でありながら、
リスペクトしあった関係はプライベートでも。

「私は、自分に対するニセモノ意識が強くて、でも半ば開き直って生きている部分もあるんですが、全国を自分の足で回って歌い続けている竹原さんの持久力と、実のあるものを見続けている生き方に、ある種の嫉妬と憧れがあります。」

本木さん。なんと胸にはピストルさんのファンクラブの缶バッチが!
なんと富山のライブハウスまでチケットをとって観に行ったそう。

「本木さんは、出会った瞬間にすぐさま僕のアルバムのレパートリーの一節を歌ってくださって、いい曲だねと言ってくれた。それが、ものすごく深い解釈で、そんなに僕を理解してくれるのか・・・と感激しました。なんでも話せる人だなと信頼が生まれました。」


「お二人がこんなに親しくなってくださるなんて思わなかったですね。もちろん演技の上でもです!演じながら嘘がない二人だった。これは、演出家として幸せなことでした。」

と西川監督。

 

子育てによって、自分自身をも見つめていく二人の男たち。
映画の中には、ドキッとするようなセリフがたくさん出てきます。
「男にとって子育ては免罪符みたいなもの」
これは、西川監督自身の感覚を重ね合わせた言葉でもあるそう。

「私自身が、子供のいない人生の中で、社会に身の置き場がなくなる感覚を味わう瞬間がある。子供のいない中年がどんな風に生きていったらいいのか、その感覚を逆手にとって考えた作品でもある。子供との撮影を通じて、理屈じゃないことを学び、そこがまた作品を輝かせていると思う。」

「今回、子供がいる自分は、どこかでそこを人生の逃げ口上にしていた部分があることを、客観的に感じられました。撮影を終えた時点で早く家に帰りたいなと思いました。」

「現場で子供たちと向き合っていると、自分の子供もいつかこんな風になるかなと思いながら、やっぱり早くうちに帰りたいと思うようになりましたね」

人生は、自分ひとりでは決して形作れない。そのための土台になる家族について、改めてかんがえさせられる映画です。

 

この日は、舞台挨拶もご一緒しました。
この際だから聞いてみたいこと、という質問にいきなり竹原さん!

「本木さんが返信不要と書いたメールを頻繁に送ってくるんですけど、
お言葉に甘えてずっと返信しないままでいたら、とうとう
返信不要のあとに(元気か教えてください)と書いてあって、
どこまでがホントに返信不要なんですか」

と本木さんに鋭いジャブ!

「一方通行でいいんだけど、機会の操作が苦手だから間違っていないか知りたい。でも、忙しいかなと思って。」

「じゃあ、もうちょっと間隔あけてもらっていいですか?」

会場笑。

自意識の垣間見える、とってもチャーミングな場面でした。

映画「永い言い訳」今日から公開です!

私自身も・・・どこかでこんなはずじゃないのにと、
自分自身に言い訳をし続けながら生きていることに気づかされました。
人生は、永い言い訳そのものなのかな・・・
でも、そんな自分でもいいんだなとほっとできる、
とても素敵な映画でした。
ぜひ、ご覧ください。

 

 

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