[CBCアナウンサーズ] ブログ

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プライベートはもちろん、オンエア直前・直後・・・はたまたオンエア真っ最中の様子も含めて、アナウンサーの素顔をお届けします。

逆襲への条件・打撃編

2016年10月10日 15:30

新生・森ドラゴンズへの期待!

クライマックスシリーズで盛り上がるプロ野球ですが、

中日は19年ぶりの最下位に沈み、一足先にオフに突入。

すでに秋季練習が始まっており、

来季の巻き返しのためトレーニングを積んでいます。

さて、今年も貧打に泣いたシーズンでした。

「あと1本が・・・!!」

このフレーズを何度も実況で叫んだ気がします。

そこで、改めて打撃成績に注目したいと思います。

まず、チーム打率。

1位 広島   272

2位 ヤクルト 256

3位 巨人   251

4位 DeNA  249

5位 中日   2451

6位 阪神   2445      

辛うじて阪神を上回り、中日は5位。

安打数も1180本で5位でした。

本塁打は89本で6位。

長打率は6位。

出塁率はDeNAと並んで5位(最下位)。

盗塁も60個で5位。

つまり、今年の中日は打てない、走れない、

打っても大して長打はないという打線でした。

しかし、犠打は108個で2位。

打てない、走れない分、

送りバントで得点圏に走者を進めたのです。

では、得点圏での打席数を見てみましょう。

これはいわば、チャンスの多さを示す数字です。

1位 ヤクルト 1585

2位 広島   1575

3位 中日   1403

4位 巨人   1373

5位 阪神   1362

6位 DeNA  1335

なんと中日は3位。

我々は数多くのチャンスを目の当たりにしたのです。

しかし、打点は473で6位。

そうです。

中日打線はチャンスに弱かったのです。

得点圏打率は以下の通り。

1位 DeNA   280

2位 広島    264

3位 ヤクルト  263

4位 阪神    249

5位 巨人    247

6位 中日    239

はい。

最下位です。

特筆すべきはDeNA。

チャンスは最も少ないのに最も勝負強い。

「ここぞで1本が出る打線」がチームを牽引し、

初のCS進出を決めました。

もう少し細かく見て行きましょう。

得点圏打席数ベスト3の成績です。

チャンスで数多く立った選手が誰なのか?

そして、その選手の勝負強さはどうだったのか?

これを検証します。

DeNA

 1位 筒香  148打席 393

 2位 ロペス 140打席 283

 3位 倉本  135打席 301

 3人の平均得点圏打率 323

広島

 1位 新井 187打席  323

 2位 丸   182打席  277

 3位 鈴木  152打席 346

 3人の平均得点圏打率 314

ヤクルト 

 1位 バレンティン 195打席 253

 2位 山田      178打席 299

 3位 雄平      139打席 336

 3人の平均得点圏打率 294

阪神

 1位 ゴメス 156打席 256

 2位 福留  154打席 310

 3位 高山  120打席 377

 3人の平均得点圏打率 310

巨人 

 1位 村田 162打席 305

 2位 坂本 156打席 339

 3位 長野 128打席 274

 3人の平均得点圏打率 307

中日

 1位 平田   150打席 353

 2位 堂上   139打席 240

 3位 ビシエド 138打席 232

 3人の平均得点圏打率 275

DeNAはチャンスで打席に多く立っている3選手が

きっちり勝負強さを見せています。

これは広島、阪神、巨人にも言えます。

ヤクルトはバレンティンがややブレーキ。

では、中日はどうでしょう。

平田は結果を出したと言えます。

70打席以上、得点圏に立った選手ではチームトップの成績。

今年のトータルの打率は物足りませんでしたが、

キャプテンらしくチャンスに強い打撃は随所に見せました。

しかし、堂上、ビシエドは2割台前半。

得点圏70打席以上の選手が8人いる中で、

堂上は6位、ビシエドは大島と並んで7位(最下位)です。

つまり、勝負弱い選手が数多くチャンスで打席に立つという

非常に効率の悪いめぐりになっていたのです。

中日の得点圏打率ランキング(70打席以上)はご覧の通り。

1位 平田   353

2位 杉山   333

3位 ナニータ 279

4位 高橋   277

5位 福田   257

6位 堂上   240

7位 ビシエド 232

7位 大島   232

ここまで見てきて、来季を考えた時どうでしょう。

まず、平田が必要な選手であることがよく分かります。

彼の残留こそが最大の補強と言っても過言ではありません。

次に来季、他球団のように本塁打や盗塁が望めるかです。

答えはNO。

ナゴヤドームにラッキーゾーンを作らない限り、

飛躍的に本塁打が伸びるとは思えません。

さらに盗塁も厳しいでしょう。

そもそもチームの盗塁数の約半分を大島が記録。

彼以外の選手の足が急に速くなるとは思えず、

盗塁の大幅増加は到底見込めません。

大島は得点圏打率は低いですが、

規定打席をクリアし、安打数、出塁率はチームトップ。

彼がいないとチャンスすら作れません。

大島も全力で引き留めるべきです。

整理すると、

来季もきっと長打もなければ、盗塁もない。

しかし、今季これだけ安打が少なかったのにチャンスはあった。

したがって、来季もきっと得点圏での打席は

他球団に負けないくらいあるはずなのです。

さぁ、注目すべき点が絞られてきました。

まずはやはり堂上とビシエドです。

彼らが今年の経験をふまえ、

勝負強さを身に付けた時、

中日は浮上するきっかけを掴むでしょう。

実際、平田は変わりました。

彼は去年、得点圏打率が低くかったため、

今年は100打点を公約に掲げ、

とにかく走者をかえすことに必死になりました。

正直、彼の本塁打数や盗塁は去年とほぼ変わっていません。

しかし、得点圏打率は263から353へと激変したのです。

次にこんな考え方もあります。

打順の変更です。

例えば、3番に高橋、4番に平田、5番に杉山。

これは前出の成績をもとにした単純な発想ですが、

今年の打順ではうまくつながっていなかったため、

思い切っていじるのもありでしょう。

ビシエドが6番くらいに座ると、怖いかもしれません。

本塁打、盗塁、安打、長打率、出塁率などは

選手がガラッと変わらない限り、

そんなにアップしないのがプロ野球。

ただ、得点圏打率は平田が示した通り、

配球の研究や意識の徹底で少しは上向く分野だと言えそうです。

「チャンスでは相手バッテリーの心理をもっと読まないと」

これは立浪和義さんの言葉。

このオフ、やみくもにバットを振り込むのではなく、

データを整理し、自分の攻められ方を把握した上で

日々の練習に取り組んでほしいと思います。

来季こそタイムリーヒットをどんどん実況し、

中日の勝利の瞬間をお伝えしたいと切望します。

大島、平田の引き留め。

堂上、ビシエドの得点圏打率アップ。

さらに思い切った打順の変更。

このあたりが逆襲の条件になるのではないでしょうか。

もし、万が一、こんなことは考えたくありませんが、

大島、平田の流出があった場合は

1年間フル出場できるような

若くて、身体能力の高い外国人を補強すべきでしょう。

広いナゴヤドームに対応できるような強肩で俊足。

本塁打は望まないので、得点圏で強い外野手。

(大島+平田)÷2=新外国人。

そんな選手が獲得のポイントになると考えます。

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