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「防災の日」思いをはせる・・・大災害の教訓

後藤克幸

2017年8月31日

9月1日は「防災の日」。なぜこの日なのでしょうか?

死者・行方不明者10万人以上という未曽有の大災害だった「関東大震災」が起きたのが、
1923年(大正12年)9月1日のことでした。
「防災の日」が定められた理由に、もうひとつの歴史があるのをご存じでしょうか?
1959年(昭和34年)の9月に名古屋地方を襲い、死者・行方不明者5000人以上という
大きな被害をもたらした「伊勢湾台風」です。9月は一年で最も台風上陸数が多い季節ということもあり、「伊勢湾台風」の翌年、1960年(昭和35年)に、国民全体で「防災」を考える機会にしようと「防災の日」が定められました。

●その後もさまざまな大災害が日本を襲いました

大災害が、私たちの社会に残した教訓を振り返ってみましょう。
「阪神淡路大震災」(1995年1月17日)では、犠牲者の8割が建物倒壊などによる圧死でした。この教訓から、建物の耐震性を強化するための「建築基準法の抜本的改正」(1998年)につながりました。
「東日本大震災」(2011年3月11日)では、大津波の被害に加え、過酷な原発事故が発生。津波対策の強化や高台への街の移転などが進められる一方で、原発事故の処理と復興は困難を極めています。遠くヨーロッパでは、ドイツが「脱原発」へ国の政策を大きくシフトするなど、海外の原発政策にも大きな影響を与えました。

●教訓を未来へつなぐ・・・

大災害の辛い経験の中から、私たちは多くの教訓を学び、未来へつなぐ使命があります。
その基本は、こんな言葉で表されます。
『過去の被害は消せないけれど、未来の被害は、減らすことができる』

この言葉を胸に刻んで、今の暮らし、社会のありかた、そして未来を考えるのです。
来るべき「南海トラフ巨大地震」にどう備えるのか?国や行政の取り組みについて、さまざまな議論が続いています。
一方、私たち自身も、それぞれの地域で、家庭で、「未来の被害を減らすために」何ができるか?何をすべきか?・・・9月1日「防災の日」を機会に、じっくり考えてみたいですね。